前回のエントリーの続きです。
法哲学の夏期スクーリング前に読んでおいた本、読んでおけばよかった本。
★読んでおいた本
高校倫理の教科書。
夏期スクーリングのシラバスに「正義論を扱う」と書いてあったので、ジョン・ロールズ、ベンサムのあたりを拾い読み。
高校の教科書は、まさに教科書なので、エッセンスというか、内容がぎゅっとつまった感じで書いてあるので、理解するという面には乏しいと思います。
何もやらないよりはいいかなと思って読みました。
『ブリッジブック法哲学(第2版)』(信山社),長谷川晃他
母校の法哲学の教授が編著されている本。
ちなみに当時の授業は取りませんでした。
正義論に関わる部分だけ拾い読み。
ブリッジブックシリーズは、基本書への橋渡し的な本なので、読みやすかったです。
が、夏期スクの講義を理解するためには中身が薄すすぎた。
通教指定教科書。第1章~第3章と第11章のフェミニズムの箇所だけ。
あんまり理解できなかったけど、読んでおいてよかった。
★読んでおけばよかった本
1995年出版。Amazonでは新刊在庫なし。創文社には在庫あり。
著者の博論を再構成した本らしい。概説といった趣き。
マケプレ、各都市の中央図書館や大学図書館にはおいてあると思います。
石山先生によると、欧米では標準的な教科書らしい。
ロールズに関して詳しい。
★おまけ
いうまでもなく、先生方は学者さんであるので、当該講義を受けると決めたら、CiNiiで論文検索することをおすすめします。
読んでみたかったら、国立国会図書館の遠隔複写サービスや近くの大学図書館を利用するといいかも。
ちなみに、石山先生は、多文化主義についての論文を書かれていました。
こんな感じです。
事前にシラバスは必ず読むこと、これにつきますね。
事前に読んでおいてほしい本が書かれていることも、まれにあるので、そういうところは見逃さないようにしたいですね。
(自戒)